2011年9月23日金曜日

燃えよ剣

久しぶりに高校時代にハマった司馬遼太郎の「燃えよ剣」を読んでみた.

主人公の土方歳三(ひじかたとしぞう)は本当にカッコイイ(図1)

図1:土方歳三の写真

土方歳三は,新選組の副長で幕末の幕臣.

新選組「鬼の副長」として恐れられた.

高校時代という多感な思春期にハマって読んでいたので,

多分に自分の人格や性格形成に影響を受けていると思う.

土方歳三が8割くらいで沖田総司が2割くらいか.

好きな土方歳三のセリフは,

「"どうなる"とは漢の思案ではない.婦女子のいうことだ.

漢は,"どうする"ということ以外に思案はないぞ.」

です.人生において大切なのは…

「どうなるか?と心配するのではなく,どうするか?を考えろ!」

という意味だと解釈してます.

なにか壁に当たった時には,こう考えるようにしてます.

また,床に伏している沖田と土方の以下の会話で,

土方「おれも,来世もし,うまれかわるとすれば,こんなあくのつよい性分でなく,

お前(沖田総司)のような人間になって出てきたいよ.」

沖田「さあ,どっちが幸福か…」

沖田は,歳三から眼をそらし,

「わかりませんよ.もってうまれた自分の性分で精一ぱいに生きるほか,

人間,仕方がないのではないでしょうか.」

という自分の死を悟っている沖田のセリフが印象深くて好きです.

死を悟っている病弱な天才剣士が言うとなんだか切なくなります.

僕も精一杯ガンバらないとなと.

他にも名言を挙げればきりがないのですが,

興味がある人はぜひ読んでみてください.

最後に豊玉宗匠こと土方歳三の句から一句.

「知れば迷ひ 知らねば迷はぬ 恋の道」

恋愛ってそういうものだよな~としみじみ思ふ.

でわでわ

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