2011年8月14日日曜日

孫子の兵法

孫子」の兵法書は高校時代からの愛読書です.

孔子の論語も読んだけれど,理想論ばかりでしっくりこなかったのですが,

孫子は非常に論理的かつ客観的なんですよね.

巷で流行ってる(?)精神世界やスピリチュアル系の本なんか読むより,

生きてく上でよっぽど役に立ちます.

オーラとか宇宙エネルギーのうんちゃらとかなんなんですかね(苦笑)

それらを信じている人の精神構造を覗いてみたいです.

もはやオカルトですよね.そんな考えに傾倒するのは危険です.

以前書いた日記ルサンチマンを持っている人や,精神的に弱い人はハマってしまうんでしょう.

まぁ,そんなことより,孫子と孔子の違いをまとめると,

孫子
負けたら死,勝つためにあらゆる手段を尽くす.
人間の表と裏を理解した上で,最善の方法を考える.

孔子
自分が立派でさえあれば,道を悟れれば,成功しなくても良い.
人間はこうあるべきだ!と少々自己満足気味.

となります.

結果としては,孔子は失敗者であり,一生あまり成功してませんが,

孫子は西に楚を破り,北に斉と晋を圧し,呉を覇者たらしめてます.

結果からもどちらが優れているか分かると思います.

そんな孫子で一番好きな言葉を紹介しますね.

彼を知りて己を知れば,百戦して殆[あや]うからず.
彼を知らずして己を知れば,一勝一負す.
彼を知らず己を知らざれば,戦う毎[ごと]に必らず殆うし.

就活でいうなら,彼は企業で己は自分.

企業分析だけでなく,自己分析が大事というのは,理にかなってますね.

相手と自分を知った後の実際の戦い方としては,

其の疾[はや]きことの如く
其の徐[しずか]なることはの如く
侵掠することはの如く
動かざることはの如く
知り難きことは陰の如く
動くことは雷の震うが如く

いわゆる武田信玄で有名な「風林火山」ですね.

とにかく攻めるべき時はスピード重視でガンガン攻めるが,

攻める必要がないときは,静かに報を待つって感じですかね.

他にもいろいろ書いてありますが,どれも理にかなってるものばかりです.

久しぶりに孫子を手にとったら,いろいろ勉強になりましたとさ.

でわでわ

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