孔子の論語も読んだけれど,理想論ばかりでしっくりこなかったのですが,
孫子は非常に論理的かつ客観的なんですよね.
巷で流行ってる(?)精神世界やスピリチュアル系の本なんか読むより,
生きてく上でよっぽど役に立ちます.
オーラとか宇宙エネルギーのうんちゃらとかなんなんですかね(苦笑)
それらを信じている人の精神構造を覗いてみたいです.
もはやオカルトですよね.そんな考えに傾倒するのは危険です.
以前書いた日記のルサンチマンを持っている人や,精神的に弱い人はハマってしまうんでしょう.
まぁ,そんなことより,孫子と孔子の違いをまとめると,
孫子
負けたら死,勝つためにあらゆる手段を尽くす.
人間の表と裏を理解した上で,最善の方法を考える.
孔子
自分が立派でさえあれば,道を悟れれば,成功しなくても良い.
人間はこうあるべきだ!と少々自己満足気味.
となります.
孫子は西に楚を破り,北に斉と晋を圧し,呉を覇者たらしめてます.
結果からもどちらが優れているか分かると思います.
そんな孫子で一番好きな言葉を紹介しますね.
彼を知りて己を知れば,百戦して殆[あや]うからず.
彼を知らずして己を知れば,一勝一負す.
彼を知らず己を知らざれば,戦う毎[ごと]に必らず殆うし.
就活でいうなら,彼は企業で己は自分.
企業分析だけでなく,自己分析が大事というのは,理にかなってますね.
相手と自分を知った後の実際の戦い方としては,
其の疾[はや]きこと風の如く
其の徐[しずか]なることは林の如く
侵掠することは火の如く
動かざることは山の如く
知り難きことは陰の如く
動くことは雷の震うが如く
いわゆる武田信玄で有名な「風林火山」ですね.
とにかく攻めるべき時はスピード重視でガンガン攻めるが,
攻める必要がないときは,静かに報を待つって感じですかね.
他にもいろいろ書いてありますが,どれも理にかなってるものばかりです.
久しぶりに孫子を手にとったら,いろいろ勉強になりましたとさ.
でわでわ
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