3月のライオンは,東京下町に住む若きプロ棋士(桐山零)と3姉妹との交流を中心に,
他者との関わり合いの中でそれぞれの心の傷と向き合い,癒そうとする人々の姿を描いている.
作者は,ハチクロの羽海野チカさん.
タイトルの3月のライオン(March comes in like a lion)は,
【March comes in like a lion and goes out like a lamb. 】
三月は獅子のようにやって来て,羊のように去っていく.
(3月は荒々しい気候とともに始まり,穏やかな気候で終わる)
というイギリスのことわざの一部より取られている.
率直に面白い.特に4巻が大好きです.
4巻は,天才・宗谷名人と島田八段とのタイトル戦がメイン.
棋士としての覚悟を見せてくれる島田八段の姿が圧巻!!
故郷では天才だった彼ですが,プロ棋士の中で突出した存在にはなれていません.
故郷の希望を背負い,胃痛にも耐え,恋人とも別れ…
痛々しいまでの身も心も投げ出して,勝負に向かう彼の姿は本当にカッコいい!!
そんな島田八段が桐山くんと宗谷名人を回想している時に言う,次のセリフが大好きです.
「しかし,(宗谷との距離が)縮まらないからといってそれがオレが進まない理由にはならん.
抜けないことが明らかだからって,オレが努力しなくていいってことにはならない.」
とにかく,もの凄く共感しました.
去年の三月にこのマンガに出会って,ちょうど一年たとうとしている.
このマンガのキーワードは,「成長」であるが,僕は去年の三月より成長出来ただろうか?
去年やおととしは,桐山くんのセリフを借りると,
「自分のひとりぼっちに気をとられ,誰かのひとりぼっちに気づけないでいた」
状態だったと思います.
少しは,自分自身のためだけでなく,周りのことも考えられるようになりたいですね.
そのためにはもっと「力」が欲しい.もっともっともっとガンバらなきゃですね.
最後に,三月のライオンのCM動画を張っておきます.
スガシカオさんの曲がまた良いんだよな~.
舞台である,月島らへんに住みたい(笑)
でわでわ
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